現在、ニュースサイトは広告収集が得難い状況にあります。記事ページのあらゆる場所にバナー広告が貼られ、ページビューを稼ぐためにわずか数百文字でページ分割がされていることもあります。今の方法では広告主だけでなく利用者も離れてしまいます。別のビジネスモデルも必要されている現在、ヒントになるのが人(ジャーナリスト)にスポットを当てることだと考えています。すべての情報をフリーにしてしまったウェブ。ウェブが新聞を殺したひとつの要因かもしれませんが、新聞のビジネスモデルを殺してしまったに過ぎず、新聞に掲載されているような情報を必要としていないわけではありません。ウェブはジャーナリストが発信する報道や分析を今まで以上に必要としています。
彼等が動けるビジネスモデルがまず必要で、実現するためのサイトも幾つか出てきています。
硬派な分野では ProPublica。富裕層や団体が資金を提供し、調査報道を今も続けています。Politicoは、議会議事堂周辺のみ入手出来る新聞で、政治家や政府関連の仕事に携わっている方に特化した情報だけでなく広告を掲載することで、維持しています。ProPublica とは少し違いますが、特定のグループから資金調達しているという意味では類似サイトです。
クラウドソーシングではなく、クラウドファンディング(不特定多数からの資金調達)でジャーナリズムを実現しようと考えているのが Spot.us。現在はサンフランシスコ周辺の地方ニュースを扱っており、読者は資金提要だけでなく、次にどのような情報を調査してほしいのかリクエストも出来るようになっています。特定の人に絞っているわけではありませんが、ジャーナリストが動ける環境作りを整える団体は幾つかあるのが分かります。
情報を単に配信するだけなら、低価で素早く誰でも行えるようになってきました。ツールはジャーナリストも読者もフラットになりましたが、配信する情報の価値はまったく異なります。その価値をいかにマネタイズするのかが今後の課題ですが、団体ではなく個を中心としたエコシステムの確立が新しいビジネスモデルのヒントだと思います。
ジャーナリストを中心とした新しいビジネスモデル : could (via tsuda) (via rioysd) (via yaruo)